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第88話「3週間の夏休み」2016.08.05
さんきょちゃん

ふんふんふーん♪

さんきょちゃんの秘書の平岡

おはようございます、係長。
朝から荷造りみたいですが、どこかへ出張でしょうか。

さんきょちゃん

夏休みだね、3週間の。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・。

さんきょちゃん

・・・。

さんきょちゃんの秘書の平岡 3週間? 例年はせめて2週間だったような・・・。
さんきょちゃん

今年からほら、係長に昇進したから。

さんきょちゃんの秘書の平岡

全国を旅しても、3週間の夏休みがある係長なんていないですよ・・・。
うちはどんなパラディン(聖騎士)企業なんですか・・・。

さんきょちゃん 仕事ができる人間には報いるのが経営というものだ。
さんきょちゃんの秘書の平岡

(とはいえ、係長がいないほうが羽を伸ばせるし、
ここは気持ちよく長期休暇に入ってもらったほうが・・・)。

さんきょちゃん 何か?
さんきょちゃんの秘書の平岡

いえいえ(笑)。でも、質問箱もお休みになっちゃいますし、
販宣課が心配になったりしませんか?

さんきょちゃん 大丈夫だろ、新しいコラムもできてっから。
「キャリアカウンセラーの就活コラム」だっけ?
さんきょちゃんの秘書の平岡

「遺品整理士の終活コラム」です(笑)。うまいこと言ってませんから!

さんきょちゃん というわけでみなさま、素敵な夏休みを。さよならちゃん♪
   
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次回、第89話「蘭丸も困りました」

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第87話「採用に優る教育はない」2016.07.28

  採用を担当する部署に異動して、5年目の管理職です。
  中途はもちろん、新卒定期採用も担当していますが、
  離職より何より、人が育たないと現場から突き上げを食らっています。
  「3年たってもモノにならないような人材を、そもそも何で採用してるんだ」と。
  こっちだって採用だけが仕事じゃないんだ、とか、
  中小企業に初期スペックの高い新人なんて応募してこない、とか、
  ついつい言い返したくもなります。
  採用と教育と、車の両輪だとは思うのですが、さんきょちゃんはどう思いますか。

(44歳・管理職・男性)

 

さんきょちゃん

3年たっても戦力にならない営業ばかりだ。
人事担当はいったい何を基準に採用しているんだ?
こんな面子でどうやって数字を追いかけろって言うんだ。
現場を預かる立場にもなってみろ!

さんきょちゃんの秘書の平岡

人を育てるのが現場の仕事だろう!
スペックの高い学生はみんな大手に流れるに決まってる。
戦力をやりくりして、育てながら勝つのがリーダーでしょう。
役職手当にはマネジメント代が含まれていると、そう理解してもらいたい!

さんきょちゃん

という感じでしょうか。

 さんきょちゃんの秘書の平岡 

熱い会社ですねえ。むしろいい会社ですね(笑)。

さんきょちゃん

(っていうか、一瞬でよう切り返したな。
役職手当にはマネジメント代が含まれているなどとよう言うたわ)

さんきょちゃんの秘書の平岡

(ふふふ、伊達に係長のもとで働いていませんよ。
マネジメントする必要がないのなら、上司なんていらないですからね)

さんきょちゃん

しっかし、教育は企業の永遠のテーマだねえ。

さんきょちゃんの秘書の平岡

初期能力の高い、下地の整った人材はそもそも中小企業に来ない、
というのは確かにありますよね。もちろんうちも含めて。

さんきょちゃん

俗に言う、「採用に優る教育はない」ってやつだね。
ただ、いつも言っているように、ビジネスなんていうのは所詮、
「そのときどきの最適解を言い当てる作業」に過ぎない。
100人のなかから5人を採用できる大手企業と比べて、
うちは3人のなかからひとりを取らなくちゃいけないからねえ、
なんてため息をついてみても、何も始まらないんだよね。

さんきょちゃんの秘書の平岡

ええ。

さんきょちゃん

そこそこの人しか集まらないんだという前提で採用し、
あとはもう、「採用したあとの教育がすべて」と思うしかない。
先の、「採用に優る教育はない」という【真実】にのりかからないこと。

さんきょちゃんの秘書の平岡

【真実】にのりかからない?

さんきょちゃん

そもそも。現場に突っ込んで先輩の背中を追いかけさせて、
3年もたてば一人前になっているだろうなんていうのは、教育でも何でもない。
就業時間の何%の時間を従業員教育に当てているか、
総売上げの何%の金額を従業員教育にかけているか、
そういうところから手をつけない限り、人なんて育つわけがない。

さんきょちゃんの秘書の平岡

言いますねえ、係長(苦笑)。
ちなみに何%くらいが理想でしょう?

さんきょちゃん

ずばり5%。おそらく10%が理論の最高値だと思う。

さんきょちゃんの秘書の平岡

5%? 相当な数字ですよね。
たぶん世の中の企業は1%もかけていないと思いますよ?

さんきょちゃん

なかには0.1%っていう企業もあると思うし、
「一切、従業員教育をしない」っていうのも、それはそれで教育だと思う。
ただ、それはたぶん、わたしたちの目指す姿ではないと思うけど。

さんきょちゃんの秘書の平岡

中小企業こそ教育がすべて、ということですね。

さんきょちゃん

人が育つ仕組みを作ること、それがリーダーの本当の仕事。
もしあなたの上司がそれを理解していないのなら、
できる範囲であなたがするしかない。
ビジネスは所詮、「そのときどきの最適解を言い当てる作業」よ?
高尚にし過ぎないのも大事。テイキット・イージーでね。

   
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そういう意味においては、プレイング・マネジャーは駄目だと思う。
これはもう、最終的な結論が出たと思っていただいてかまわない。
だって、目に見える数字を追いかけるほうが絶対、楽だもの。

 

 

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第86話「絵本・とくべつなたんざく」2016.07.16

  幼稚園で働く25歳、独身です。 
  うちの幼稚園でもよく子供たちに絵本の読み聞かせをしているのですが、
  先日の職員会議で、何を思ったか、
  「オリジナルの絵本を作って読み聞かせよう!」ということになりました。
  そして絵が得意な子がイラストを担当し、
  ストーリーの担当は(くじで負けた)わたしになりました。
  何でも自分たちで作っちゃうのが幼稚園ですが、さすがに無茶ぶりです。
  っていうか、思いつくわけがないじゃないですか(笑)。
  さんきょちゃんは働く女性の味方だと聞きました。プロットをください・・・。

(25歳・幼稚園教諭・女性)

 

さんきょちゃん

ユウナちゃんは絵本を読んでもらうのが大好き。
今日も寝る前にママに絵本を読んでもらっています。
ママの好きな本は、お空に浮かぶ天の川の七夕のお話。
織姫さまと彦星さまが、1年に1度しか会えなくなる七夕のお話に、
ママはいつもうっとりしています。

さんきょちゃんの秘書の平岡

すみません、係長。突然どうしたんですか・・・。

さんきょちゃん

ユウナちゃんはあるとき思いました。
わたしが彦星さまのお仕事を手伝ってあげれば、
もっと早く大好きな織姫さまに会いに行けるのかも!
ユウナちゃんは思い立ったらすぐに行動する子です。
さっそく天の川を泳いで、彦星さまに会いに行きました。

 さんきょちゃんの秘書の平岡 

ええっと、質問者さまがほしいのはとりあえずプロットですよね?

さんきょちゃん

彦星さまはそんなユウナちゃんを歓迎してくれましたが、
地上世界とは何もかもが違う風景に、ユウナちゃんは大興奮。
特に田畑で働いていた牛は小金色に輝いていて、それはもうびっくり!
背中に乗ってみたり、食事の世話をしてみたり、尻尾を引っ張ってみたり。
ユウナちゃんが夢中になって【アルちゃん】と遊んでいるうちに、
彦星さまは、てきぱきとその日の仕事を終えてしまいました。

さんきょちゃんの秘書の平岡

【アルちゃん】って牛の名前ですかね・・・。アルデバラン?

さんきょちゃん

ほとんどお手伝いができなかったユウナちゃんがしょんぼりしていると、
彦星さまはにっこりと笑ってこう言いました。
「ユウナちゃんのおかげで、今日はいつもより早く仕事が終わったよ。
ありがとうね。ご褒美に、特別な短冊を1枚だけあげるね」。
それは神さまが作られた、必ず願いがかなうという短冊。
ユウナちゃんは大喜びで彦星さまにさよならを言い、おうちに帰りました。

さんきょちゃんの秘書の平岡

プロットどころか、がっつり脚本になっていますが・・・。

さんきょちゃん

家に帰ると、笹の葉にはびっしりと短冊がつけられていました。
どれもこれもママが書いたお願いごとです。
「若返りますように」、「お肌がふわふわになりますように」、
「簡単に痩せますように」、そして「もっと幸せになりますように」。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・ええっと(苦笑)?

さんきょちゃん

ユウナちゃんは彦星さまにもらった特別な短冊を取り出して、
いちばんすみっこにこっそりとくくりつけました。
そこには可愛らしい字でこう書かれていました。
「織姫さまと彦星さまが、いつまでも仲良しでいられますように」と。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・。

さんきょちゃん

・・・。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・ありがとうございました。

さんきょちゃん

ちなみに。みなさんは知らないかもしれませんが、
地上世界と天界では時間の流れが違うのです。
地上世界の1年は、天界では1日にすぎません。
つまり、織姫さまと彦星さまは1年に1回ではなく、
本当は、1日の終わりにいつもいつも会っているのです。
でももちろん、このことはママにはないしょにしておいてくださいね。
おしまい。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・。

さんきょちゃん

・・・。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・すみません、係長はいったい何を目指しているんでしょうか(笑)。

   
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印税でご飯が食べられる人になれますように。

 

 

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