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第119話「もう恋なんてしないなんて言わない、なんて言わない」2018.03.14

   
さんきょちゃんの秘書の平岡

課長代理、見つけて参りました。
ぎりぎりホワイト・デイいうことで、好物の恋バナでございます。

さんきょちゃん

よい。受け取ろう。

   

恋愛って究極の自己承認ですよね。
信頼できる恋人ができるだけで、
本来は何者でもない自分自分を、価値のある人間だと思わせてくれる。

そしてその際に支払うコストはゼロ、
俗に言う多幸感そのもの、ですよね。
でもそれはいっときの幻想で、終わればまっているのは漆黒の闇。
栄光の日々は「幸せの先食いに過ぎなかった」と思い知らされる。
本当はコストはゼロではなくて、法外の利子とともに回収されますよね。
幸せだったとき以上の不幸せが、大きな口を開けてまっている。
恋愛はコストパフォーマンスが悪い。
さんきょちゃんはそう、思いませんか。

(25歳・教師・女性)

   
さんきょちゃん

失恋だね。

さんきょちゃんの秘書の平岡 ですかね(苦笑)。
さんきょちゃん

幸せの先食いに過ぎない、というのはなかなか素敵な表現。
ハッピーになった高さと、アンハッピーになったときの低さと、
落ち込むときのほうがひどいじゃん、ってことだと思うけど。

さんきょちゃんの秘書の平岡

なるほど。

さんきょちゃん

終わらない生命はなく、
終わらない王朝はなく、終わらない物語はない。
もし終わりを迎えるのがいやなら・・・。

さんきょちゃんの秘書の平岡

いやなら?

さんきょちゃん

物語を始めなければいい。

さんきょちゃんの秘書の平岡

・・・。 

さんきょちゃん

・・・。

さんきょちゃんの秘書の平岡

孤独に戻るのが怖い者に恋をする資格なんてない、と?

さんきょちゃん

さすがにわたしもそこまで言うつもりはない(笑)。
ただまあ、恋愛はするものじゃなくて、落ちるものだからなあ。
恋心を御することなんて、誰にもできない。
不確実なその構造を理解していても、何もできないよ。

さんきょちゃんの秘書の平岡

恋愛はコスパが悪い、という点についてはどうでしょう?

さんきょちゃん

異論はない。コスパは悪いよ。
でもね、この世にコスパがいいものなんてない。
そんなものは冥界にしかない。コスパという概念は忘れなさい。

さんきょちゃんの秘書の平岡

失恋のただなか、質問者さまは混乱しているのかも、ですね。

さんきょちゃん

それは案外、当たってる。まだまだつらい時期よね。
仕事でもしながら、今はただ時間をスキップさせるしかない。
余分なことは思考しないで、よく寝てよく働きなさい。
大丈夫、すぐに次のターンがくるから。

さんきょちゃんの秘書の平岡

ということで、ありがとうございました。
季節の変わり目でもあるので、ゆっくり傷を癒してください。

さんきょちゃん

株式会社三共は、恋する女子っ子を応援します。

   
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世界をつかめると思う朝も、何もできないと落ち込む夜も、
どちらも本当のわたしだ。

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次回、第120話「花粉を撒き散らすすべての存在に」

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