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第19回 「初めてのエンディングノート書き方セミナー」

ご来場いただいた方には、心より感謝を

一気に春が芽吹いた感のある新年度ですが、親愛なる皆さま、いかがお過ごしでしょうか。株式会社三共の吉川徹でございます。

先日、「静岡新聞びぶれ」さま主催の終活イベント(※1)で、セミナーを開催させていただきました。テーマは「終活カウンセラーと書く、初めてのエンディングノート書き方セミナー」。去年の9月にも同じテーマでやったのですが、今回は定員が30名さまのところ、応募者多数で42名さままでお席を増設。当日、来場をしていただいた方には、心より感謝申し上げます。

今回はコラム上で、当日のセミナーを再現してみようと思います。

 

 

 

知らない間に社会の構造が急激に変化しているのです

「エンディングノート(以下、EDノート)書き方セミナー」ですので、当日はEDノートを無料にてプレゼントします。今ではさまざまな種類のEDノート(※2)がありますが、お配りするのは「終活カウンセラー協会」が発行しているもの。

セミナーではこれを参照しますが、その場では書きません。EDノートは個人情報の宝庫。見知らぬ方と一緒になる会場で、自分の資産の状況だの、希望する終末医療だの、ちょっと書きづらいですよね。

一緒にページをめくりながら説明はしますが、書き込むのはご自宅へ戻ってから。ゆっくりじっくり、書いてみてください。


セミナーは、終活の定義・講師自己紹介(※3)・終活クイズ・日本の現状へと続きます。少子高齢化、なんて言いますが、少子化は「生まれてくる子供の数が少ない社会」、高齢化は「高齢者の比率が多い社会」という意味になります。

高齢者は「65歳以上の方」を定義し、これはWHO(世界保健機構)が1950年代に定めた(※4)そうです。世界基準、なのですね。現在の日本の高齢化率は26.7%、4人に1人以上が高齢者という社会になっています、というのは有名な話ですよね。

さらに日本の場合は、急速に高齢化が進みました。「高齢化社会」から「高齢社会」になるまで、フランスは114年、ドイツは42年かかったのですが、日本は24年で到達。あまりに早い社会の変化に、施策が追い付いていないのが現状です。

ですがもちろん、高齢者が悪いわけではありません。ただ単に、今までとは少し違う社会になっているので、今までとは少し違う活動が必要なのです。

そして、それが終活なのです。

 

 

 

愛している人に、愛していると伝えましょう

時間は60分。パワーポイントのスライドをめくりながら、セミナーは続きます。

1時間、終活について勉強した私たちはもう、終活初心者ではありません。ここから先、「終活中級者を目指すのなら」ということで、3点、お話しさせてください。

1
)財産の全貌を把握しよう
2)遺影を撮っておこう
3)遺言書は、必要

終活は、人との絆を再確認すること。あなたにとっての大切な人は誰ですか。それが家族であるとは限らないと思います。恋人なり、友人なり、ペットなり。愛している人に、愛していると伝えましょう。

本日はご清聴、誠にありがとうございました。


という感じでセミナーは終了です。セミナー終了後、数名の方と個別にお話しすることが出来ました。温かい励ましのお言葉、リビング・ウィルって何? という質問、夫にも書かせたいんだけど、このEDノートはどこで売っているの? (※5)等々。

セミナー会場にいらしている方は、全員がわたしより年配の方。わたしのような若輩者の話を聞いてくださって、本当に嬉しく思います。わたしが人生の先輩方に何かをご教示できるわけはないのですが、どうぞこの先も、お付き合いいただけたらと思います。それでは、また。

 

 

 

※1 「静岡新聞びぶれ」さま主催の終活イベント
正式なタイトルは「ワンダフルライフ2017 大人の準備! 終活を考えよう」。充実したセカンドライフと終活のヒントが詰まったイベント、とあります。会場は中区早馬町のクリエート浜松。他にも「脳いきいき講座」、「人生の終い方」といったセミナー、入棺体験や遺影撮影会(遺影はぜひ撮っておきましょう!)、掛川茶の先着プレゼントや福引、各企業の宣伝ブースもありました。天気のいい、とても気持ちのいい1日でした。また9月にも開催されるそうですので、ぜひチェックしてみてください。

※2 さまざまな種類のEDノート
本屋に行くとEDノートの専用コーナーがあるくらい盛況ですが、選ぶのがなかなか難しいのもまた事実。好きなものを購入していただいてもちろんいいのですが、他の書籍と違うのは「自分であれこれ書き込む」というところ。読んでで終わり、ではないのですよね。そうであれば使い勝手のいいもの、「重厚過ぎないもの」がベターかと思います。最初の一冊目ということであればなおのこと、「冊子が薄いもの」でよろしいかと思います。

※3 講師自己紹介
最近のセミナーでは必ず講師の自己紹介があります。若いときの新規事業失敗話とか、趣味はトライアスロンだとか、この間はタクラマカン砂漠をマラソンしたきたとか。無趣味なわたしにはそんなエピソードもなく、だいたいは娘の話をしています。彼女は最近は何故かクルマに興味を持ち出して、3,000万円のフェラーリを買えと言っています。いつもいつもこっそり話のネタにして父は反省、今後も末永く提供をよろしく・・・。

※4 WHO(世界保健機構)が1950年代に定めた
1950年代、日本人の平均寿命は65歳だったそうです。したがって「65歳 = 高齢者」は確かにその通り。当時の定年は55歳で、定年後10年で他界するのが平均値でした。それから約60年、平均寿命は男性が80歳、女性は87歳まで伸びました。現在の65歳はまだまだ元気ですよね。それを受けて「高齢者の定義を見直そう」という動きがあるのですが(日本老年学会)、個人的にはちょっと政治的な不穏な意図を感じます。何にせよ長寿なのは社会が安定している証拠、とてもいいことだと思います。

※5 このEDノートはどこで売ってるの?
夫にも渡したい、友達にも渡したい、とおっしゃっていただき、本当に嬉しかったです。いえいえ、まだ余剰がありますから、ぜひお持ち帰りください、と言ってお渡しさせていただきました。終活カウンセラー協会のものは「マイウェイ」という商品名で、巻末に税別1,000円と書いてあります。これをわたしたちは200円でおろして、げほげほっ。あ、このネタ、前にもやりましたよね(苦笑)。弊社のHP上で無料プレゼントしているものは、遺品整理士認定協会のものになりますが、こちらもよかったらぜひ。

 

 

 

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吉川徹(よしかわとおる) プロフィール
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1977年静岡県浜松市出身

遺品整理士(IS02984号)
終活カウンセラー上級インストラクター(15120603)
最終処分場管理責任者

【近況報告】
忙しさを言い訳にして、1か月間、当コラムの更新をフリーズしておりました。特にどこからもクレームは来なかったのですが(笑)、大いに反省。戦線に復帰して、きちんと月に2回の更新をして参りたいと思います。そして。「終活カウンセラー上級インストラクター」に無事、合格することが出来ました。